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女子美ガレリアニケ



-女子美術大学美術学科生公募企画-
【佐藤沙世子×松坂紀美代×森口美樹 「sukima」】

 開催期間:2012年2月 6日(月)~11日(土)
12:00〜19:30 *火曜休廊

<展覧会概要>
展覧会企画『新しい眼』は、本学を卒業・修了した期待の新人作家による新しい視点、感性で制作された作品を紹介するものです。
その一環として、2011年10月に芸術学部絵画学科洋画専攻・日本画専攻、立体アート学科の3年の個人またはグループ・大学院美術研究科美術専攻修士課程洋画研究領域、日本画研究領域、立体芸術研究領域、版画研究領域、1年の個人またはグループを対象に公募を行いました。
3年の選抜は難航しましたが数回の投票を経て、最終的に洋画専攻の「佐藤沙世子さん×松坂紀美代さん×森口美樹さん」に決まりました。グループ展のコンセプトが提出資料から明確に伝わってきたことが強みだったといえるでしょう
審査に当たって、ファイルを提出を義務づけ、それぞれの作品の力量を読み取ったことは言うまでもありませんが、作品のレイアウトに関してどれくらい思考を重ねたかという点にも重点を置きました。単に作品の羅列に終わるのではなく、それぞれの作品が発するものが、あるひとつの方向性を持ってGGJの空間を満たすことが出来るのか。
3年生の審査では、特にこの点がしっかりとイメージ出来ているかがキーワードとなったと言えます。また、皆一様にファイルの作り方が上手くなってきたは特筆すべきことです。


洋画専攻 版画 准教授 清水美三子

<作家略歴>

佐藤沙世子 SATO Sayoko
1988 東京都生まれ 現在 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻3年 在学中
松坂紀美代 MATSUZAKA Kimiyo
1975 東京都生まれ 現在 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻3年 在学中
森口美樹 MORIGUCHI Miki
1990 福島県生まれ 現在 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻3年 在学中

<展示コンセプト>

私たちは制作する際に、いつも「隙間」を意識していた。

例えば、子どもの頃、家具等の隙間に身体を潜めて遊び、長居すれば現実に戻れなくなるのではと錯覚する程そこに深くてぼんやりとした世界を感じていた。その感覚に近づこうとして。

また、「物」と「物」の間のみでなく、「事実」と「事実」の隙間、「行為」と「行為」の隙間に、人々が他愛ない感情を抱き、言葉にならない表情を浮かべる。もしくは他愛ない「行為」の隙間に大きな決意や心の揺らぎが隠れている。その瞬間を再現しようとして。

私たちは日常的なモチーフの配列に、それぞれの「隙間」を表現する。

佐藤沙世子・松坂紀美代・森口美樹
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